【うつ・統合失調症の基礎】原因や精神症状、リハビリでの注意点などを学ぼう!

精神障害
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うつ病と統合失調症の原因や精神症状をしっかり学ぼう。
苦手意識を持たずに国試対策にも必要な知識だよ。
臨床でも障害受容できずにうつ傾向の多くみられるから、勉強しておくと役に立つよ!

 

オレンジ色のところはテストに出やすくて、とても大事なところ。

赤のフィルムを当てて問題を解いてみよう。

 

 

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目次

うつ病(depression)=感情障害

意欲がわかず元気がなくなる状態が、数か月間持続する。

 

うつ病の性格要因と神経生理学的要因

【内因性うつ病】

原因:(脳内)の(伝達物質セロトニン)が不足するといわれている。
性格要因として(几帳面)・(真面目)・(完全主義)・(勤勉家)・(仕事熱心)などが挙げられる。

【反応性うつ病】

原因:心理的なものより、(脳卒中)後のうつ病など、障害を負ったことによるものがある。

 

うつ病の精神症状

【精神症状】

抑うつ気分)、(悲哀感)、(意欲減退)、(行動緩慢)、(口数が減る)、(思考力)、(集中力の減退)、(自信の欠如)、(不安焦燥感)、(罪責感)、(悲観的)、(希死念慮)、など。

【三大妄想】

貧困妄想:経済的問題がないのに、お金がないと不安を抱く。
罪業妄想:過去に罪深いことをしたと思い込み、自分を責める。
心気妄想:自分は不治の病にかかっていると確信する。

【身体症状】

不眠(早期覚醒)、食欲減退、易疲労性、全身倦怠、性欲減退、不定愁訴(身体のはっきりしない異常を訴える)など。(時に過眠の例もある。)

【日内変動】

朝は症状が悪く、夕方になると少し改善する。

 

うつ病患者のリハビリテーションでの注意点

*訓練が心理的負担にならないように工夫する。
*治療者があまりエネルギッシュに振舞わない。
*訓練を急がない。

 

 

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統合失調症(schizophrenia)

思春期から成人期にかけて発病し、特徴的な思考の障害(話や思い込みの異常)、自我の障害(感じ方の異常)、行動異常を示す。多くは慢性的に経過し、社会生活に困難をきたすことが多い。
〈原因〉・・・遺伝的な背景、心理・社会的な要因、脳・神経の器質的あるいは機能的変化の要因などの説がある。
*遺伝的背景:統合失調症者の家族・家系からの発症例。
*神経伝達物質:ドーパミン過剰説。

【心理・社会的要因】

葛藤や挫折、刺激への過敏性、人生の重大な出来事(家族の死、失恋など)、ストレス(学校、職場など)に対する脆弱性(弱さ)などが挙げられる。

リハビリテーションに訪れる統合失調症者の特徴

患者は精神状態が(回復緩和)した状態でリハに訪れるが、(慣れない環境)へのストレスがかかり、リハ場面・リハスタッフ・自己の身体の障害など、(不安混乱)を招きやすい。

 

統合失調症のリハビリテーションでの注意点

*訓練計画は具体的に説明する。
*一定のペースを保ち安心感を与える
*訓練内容などの変更は急に行わず、徐々に移行すること。(急な変化に弱いため)

 

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