【関節リウマチの基礎知識①】発症の原因やしくみを学んでいこう!

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作業療法を学ぶ上で、関節リウマチはとても関わりの多い疾患になるはず。

関節リウマチとはどんな病気か、発症のしくみや原因をしっかり学んでいこう!!

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関節リウマチ(RA)とは

rheumatoid arthritis (リウマトイド アーソレイティス RA)…粘膜に起こる関節炎

   ↓

語源:ギリシャ語の「流れる」・・・脳から悪い液体が流れ出し、関節にたまって痛みを発生させると考えられていた。

関節に起こる炎症がもたらす疾患食欲不振、微熱やだるさが続き、痛み、腫れ、こわばり、変形が起きる。

こわばりは・・・朝起きた時、昼寝のあと、長い間座っていた時などに関節がうごかしにくい状態になる。朝起きた時が一番強いので、「朝のこわばり」とよばれる。

自己免疫疾患

自己免疫疾患といわれ、膠原病(こうげんびょう)の一つである。

ウイルスや細菌など“抗原”といわれる異物が体外から侵入してくると、体内では“抗体”という武器をつくり、異物を攻撃し排除する・・・このしくみを免疫(抗原抗体反応)という。

すなわち、私たちの身体に備わっている免疫システムは、本来は細菌やウイルスを異物と認識し、それらを排除する役割を持つ。

しかし、何らかの原因でこの免疫システムに異常が起こると、誤って自分自身の正常な細胞や組織を異物と思い込み攻撃してしまうのである。

このことが原因で起こる疾患を自己免疫疾患という。

なぜ自己免疫反応が起こってしまうのかは、はっきりとわかっていない。持って生まれた遺伝的な体質やその他の要因が関係して、関節リウマチになると考えられている。

膠原病

3つの疾患が重なると膠原病となる

①リウマチ性疾患 関節、筋肉、骨などの運動器官の痛みを伴う疾患
自己免疫疾患 免疫機能に異常がみられる疾患
③結合組織疾患 上皮組織、筋組織、神経組織などを結び付け、養分を補給する役割を行う組織(=結合組織)に炎症性の異常をきたす疾患

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関節リウマチの発症のしくみ

関節のしくみ

関節包 関節を包む繊維性組織。
滑膜 関節包の内側の薄い膜。関節液を産生し、関節軟骨へ栄養を補給している。
関節液

正常時、無色の液体。液量0.1~4ml。 炎症により黄色調となり関節液は増加する。
ヒアルロン酸を含み粘調度(粘り)あり。関節をスムーズに動かす潤滑油(じゅんかつゆ)の働きをする。
栄養や酸素を軟骨に供給する働きをする。

関節軟骨 骨の表面にあり、関節の動きを滑らかにしている。(クッション)
関節腔(滑膜腔) 骨と骨の間にある空間。中は関節液(滑液)で満たされている。
靱帯 骨と骨をつなぎ関節を安定化させている。

滑膜の炎症 *関節リウマチは滑膜の炎症で始まる!!  

滑膜に自己反応性の免疫細胞が存在 ⇒滑膜で異常な免疫活動が起こる(自己の細胞を攻撃) 

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滑膜に炎症が起こる!

 炎症による痛み!

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炎症を起こした滑膜は大量の関節液(白血球破壊酵素)を分泌!! 

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関節液の吸収が追いつかず関節液がたまる・・・滑膜を刺激!

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滑膜に肉芽(にくが)が形成され滑膜細胞が増殖し、軟骨を覆う(=パンヌス)

(肉芽=増殖組織・白血球のかたまりのようなもの)

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骨が破壊されていく

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軟骨が破壊されて骨と骨が直接くっつき、時には癒合して、「関節が変形」する。

関節変形による痛み!

骨の癒合―強直(きょうちょく)…固くこわばる 

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