リハビリや介護の現場では、
利用者さんや患者さんとの会話が大切!!
リハビリ中に話題がなくなって会話に困ることがありますよね。
会話が苦手なリハビリ職や実習中の学生さん、
デイケア・デイサービスなどの朝礼や挨拶で何を話そうか日々悩んでいる介護士さんへ、
【リハビリ・介護で役立つ、何の日会話術】を紹介するので、
ぜひ参考にしてみて下さい!!
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目次
今日は何の日?:12月29日は福の日
おせち料理は『福を呼ぶ』、それぞれの料理の由来や意味を紹介します!
【デイサービス・施設での朝の挨拶】
おはようございます。
本日もよろしくお願いします。
今日は12月29日です。
今年最後の29日、
「29」を「ふく」と読んでいただき、
今日は「福の日」になります。
正月前に「福」を招いてもらう目的で、
練り物などの食品を扱う、
紀文食品さんが制定しました。
お正月前にはいろいろな準備があると思います。
おせち料理もその一つですよね。
おせち料理はもともと神様にお供えすることで、
収穫物の報告や感謝を伝える意味があったそうです。
神様にお供えをすることで、
次の年も良い年であるようにと願って、
幸せや「福」を呼ぶ料理でもあるのです。
ではおせち料理の中の料理の
それぞれの由来や意味を紹介しますね。
甘くて美味しい栗きんとんですが、
黄金色に輝くところから、
財宝にたとえて、
1年が豊かになるように願う料理になります。
勝負運もつくといわれています。
黄色のいろどり鮮やかな伊達巻は、
形が巻物に似ているところから、
知識が増えるようにとの願う料理です。
学ぶことは健康や若さの秘訣にもなりますよね。
練り物代表の紅白かまぼこですが、
赤色は魔除けを意味して、
白は清浄の意味があります。
海の幸である海老も入っていますよね。
えびは長いひげをはやして、
腰が曲がるまで長生きするようにと、
願いを込めまして、
長寿の象徴としての意味があります。
えびが飾られると豪華になりますよね。
数の子も高級感が映えますよね。
ニシンの卵である数の子は、
卵の数が多いことから
子孫繁栄を願う縁起物としての意味があります。
おせち料理にブリを入れると、
出世を願うことができます。
ブリといえば出世魚ですよね。
仕事運が上がることを意味します。
おせちに魚の鯛をいれると、
めでたい料理になります。笑
鯛は七福神の恵比寿様が持っていますよね。
恵比寿様は商売の神様です。
商売繁盛の願いが込められています。
黒豆もおせちには欠かせません。
黒豆には邪気払いの意味と、
黒く日焼けするほど
マメで勤勉に働けるようにと、
願いが込められています。
昆布巻きのコブは
よろコブ(喜ぶ)を意味して、
幸せを願う意味が込められています。
おせち料理の由来や意味を
説明させていただきましたが、
いかがでしょうか?
意味や願いが込められていると知っていると、
とても有難い料理に思えませんか?
幸せと「福」を呼ぶおせち料理を食べて、
良い一年を迎えられるように願います。
それでは今日もよろしくお願いします。
幸福度が高く福祉先進国のスウェーデンから福祉の大切さを考えよう。
【リハビリ中の日常会話】
今日は『福の日』ということで、
幸福とは何か?
福祉とは何か?
幸福度が高く
福祉先進国であるスウェーデンから、
福祉の大切さについて考えてみたので、
お話しても良いですか?
スウェーデンと日本の福祉の違いは、
死に対する考え方です。
日本は医療が発達して、
治療を続けて長生きをしましょういう人が多いと思います。
ですので、
施設で入所をしていても、
病状が悪化した場合は、
本人の意思に関わらず、
すぐに病院へ搬送されて、
延命のための処置や治療がされるのです。
一方スウェーデンでは、
基本的に在宅で最後を迎えることが前提です。
治療は最低限にするそうです。
肺炎になっても点滴治療はされず、
内服薬を飲む程度なんです。
ベッド上でチューブ状態で、
過ごすようなことは少ないようです。
胃ろう所持は虐待だという考え方になるそうで、
最後まで徹底的に食べる訓練をして、
食べれなくなったら、
無理な食事介助や水分補給を行わずに、
自然な形で看取ることが一般的なんだそうです。
その根本は、
介護する側も介護される側も
寝たきりにならない生き方を
常に考えているのです。
高齢になっても家族に頼らず、
自立した生活を送るように努力しています。
夫婦二人か一人暮らしする方がほとんどで、
家族と暮らしている人は全体の4%に過ぎないんだそうです。
16歳には親元を離れて暮らすようで、
スウェーデンは自立した文化が根付いているのです。
国民が長期間の延命治療は、
本人や家族だけではなく、
社会にとって無駄な負担になるだけという考えを持っています。
『最後まで人生を楽しむ』ことを心がけているので、
寝たきりにならないように、
自分できることはなんでもやるという、
自立した生活を目指しますし、
何より寝たきりになって、
人に迷惑をかけるくらいなら、
潔く死を選ぶのです。
延命治療をしなくても
日本とスウェーデンの平均寿命は
あまり変わらないのです。
医療に頼らなくても、
自立した生活を心がけることが、
長生きの秘訣になるんですね。
日本人も見習いたいところです。
スウェーデンでは施設へ入所される方も少ないようです。
在宅で介護必要な方はスウェーデンにも
もちろんいます。
では介護が必要な方はどうやって生活しているかというと、
介護士が1日何度も自宅を訪問してくれるそうです。
施設に集めてまとめて介護をした方が、
安心で負担も少ないように思いますよね。
ですが施設に入ると自立した生活ができなくなり、
必要な介護士の人数やコストは増えるんだそうです。
介護が必要であったとしても
在宅生活をしている人の方が、
人員としても税金にしても、
負担が少なくすんで、
さらに介護が必要な本人にとっても
自立した尊厳のある生活が送れるってことが、
何より良いことになるのです。
日本の介護の仕事は、
給料も安く体力的にきついイメージがあります。
ですがスウェーデンでは、
公務員が資格を持って働くことも多く、
安定した職業でもあるようです。
職業的価値観も日本と比べて、
スウェーデンは介護士を大切な職業として、
見ているようです。
医療をしっかり受けて長生きをしていくのが良いか、
なるべく負担かけずに無理なく生きていくのか、
考え方は人それぞれだと思います。
生まれた環境、
生まれた国によって、
考え方は違いますもんね。
私たち作業療法士は、
自立した生活が送れるようにリハビリを提供しています。
日本人にとっての自立した生活とは何か。
日本人にとっての医療とは何か。
日本人にとっての福祉とは何か。
スウェーデンの福祉の文化から学ぶことが多いと感じました。
自立した生活といっても
1人1人違うと思います。
ですが、
『最後まで人生を楽しむ』ことを目標に、
リハビリを提供できたら、
私たちの仕事はとてもやりがいがあって、
とても幸せな仕事なんだと改めて思いました。
これからも皆さんの生活に寄り添っていけるように、
作業療法士に道を精進していきます。
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